プレスリリース

PRESS RELEASE

IoT 通信プラットフォーム「SORACOM」において利用可能な 2種類の LoRaWAN 対応デバイスと1種類の屋外用 LoRaWAN 対応ゲートウェイを提供開始

株式会社ソラコム(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長 玉川憲、https://soracom.jp/以下、ソラコム)は、IoT 通信プラットフォーム「SORACOM」において、省電力消費、長距離通信の特徴からIoT用途の通信として注目されるLPWA(Low Power Wide Area)の通信方式の一つであるLoRaWANを利用することが出来る2種類のLoRaWANデバイスと、1種類の屋外用のLoRaWANゲートウェイを「SORACOM」の Web コンソールで提供開始します。

「LoRaWAN」は、データ転送速度が低速ながら、省電力で広域をカバーできるという特性があり、IoT/M2M 通信での利用において大きな注目を集めている技術です。また、グローバルにその仕様が策定・公開され、標準化が推進されています。ソラコムは、2017年2月から「SORACOM Air for LoRaWAN」として、IoT通信プラットフォーム「SORACOM」をLoRaWANに対応させ、検証済みのLoRaゲートウェイとデバイスをリファレンスデバイスとして販売開始しています。これにより、お客様はソラコムが販売するLoRaデバイス・ゲートウェイを購入すれば、「SORACOM」プラットフォームを利用して、LoRaデバイス・ゲートウェイの通信の管理や、お客様のサーバーへのデータ送信が可能です。

LoRa デバイスが得たデータは、LoRa ゲートウェイを経由し、「SORACOM」プラットフォームに送信されます。お客様は、ユーザーコンソール/APIにて、LoRaデバイスを管理、一括操作をご利用いただける他、「SORACOM」プラットフォームが提供するデータ転送支援サービス「SORACOM Beam」、クラウドリソースアダプタ「SORACOM Funnel」 を用いてセキュアなデータ転送、クラウド連携を含む高度なシステムを迅速に構築したり、データ収集・蓄積サービス「SORACOM Harvest」を用いて、LoRa デバイスからのデータの収集と可視化を、サーバーを構築することなく容易に実現できます。

既に連携を発表している株式会社GISupply の「LoRa GPS トラッカー LT-100」は本日2017年7月5日より、STマイクロエレクトロニクスの「STM32L0 Discovery kit LoRa (B-L072Z-LRWAN1)」は8月(予定)より、「SORACOM」の Web コンソールで1台単位で販売します。

また、屋外で利用可能な LoRaWAN ゲートウェイ「Wirnet iBTS Compact 923」(仏Kerlink社製)が、「SORACOM」プラットフォームに対応、販売開始することを発表します。これまで「SORACOM」に対応したゲートウェイは、屋内用の「AL-020」のみでしたが、お客様は利用用途にあわせて屋内用・屋外用の2種類からゲートウェイを選択出来るようになります。なお、「Wirnet iBTS Compact 923」は、8月下旬以降(予定)より「SORACOM」の Web コンソールで販売します。

引き続き、「SORACOM」プラットフォームで利用できる LoRa ゲートウェイ・デバイスの登録申請の受付を開始し、順次、利用できるリファレンスデバイスを増やしていきます。

ソラコムは、「世界中のヒトとモノをつなげ共鳴する社会へ」をビジョンに掲げ、IoT/M2M における通信の利用の障壁を下げ、どなたでも、簡易に、便利にご利用いただけるよう取り組んでいます。引き続き、通信プラットフォーム「SORACOM」を通じて、多くの IoT 活用事例の創出に貢献していきます。

IoT 通信プラットフォーム「SORACOM」における LoRaWAN 対応デバイスの販売開始詳細

1.販売開始の LoRa デバイス・ゲートウェイ

提供企業 対応予定LoRaデバイス
株式会社GISupply LT-100

「SORACOM」の Web コンソールでの取り扱い:
販売開始日:2017年7月5日
料金:料金:15,800円(税抜)
STマイクロエレクトロニクス STM32L0 Discovery kit LoRa (B-L072Z-LRWAN1)

「SORACOM」の Web コンソールでの取り扱い:
販売開始日:2017年8月
料金:別途発表
提供企業 対応予定LoRaゲートウェイ
Kerlink 屋外向けLoRa ゲートウェイ(IP66対応)
Wirnet iBTS Compact 923

「SORACOM」の Web コンソールでの取り扱い:
販売開始日:2017年8月
料金:別途発表

3.SORACOM Air for LoRaWANの特徴

  • LoRa ネットワークサーバーの構築が不要
  • SORACOM 対応の LoRa ゲートウェイ、デバイスが1個単位で調達可能
  • 「SORACOM」プラットフォームでセルラーも LoRaWAN も管理
  • 「SORACOM Air」 に「セルラー」と「LoRaWAN」の2つの Air Type が追加
  • SORACOMサービスを利用し既存のシステムやクラウドとセキュアかつ迅速に連携
  • 利用可能サービス SORACOM Beam / SORACOM Funnel / SORACOM Harvest

<「SORACOM」プラットフォームを活用した、LoRaWAN システム構成イメージ>

「SORACOM」プラットフォームを活用した、LoRaWAN システム構成イメージ

<SORACOM ユーザーコンソール:管理メニュー>

SORACOM ユーザーコンソール:管理メニュー

<SORACOM ユーザーコンソール:LoRaデバイス管理メニュー>

SORACOM ユーザーコンソール:LoRaデバイス管理メニュー

4.Web サイト

サービス詳細・料金体系:https://soracom.jp/services/air/lora/


 

■本件に関するお問い合わせ
株式会社ソラコム  広報担当/田渕
E-mail:pr@soracom.jp

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