プレスリリース

PRESS RELEASE

省電力広域通信技術 Sigfox ネットワークを自由に構築できるレンタル基地局の事前受付を開始 SORACOM 対応デバイスも拡張、Sigfox Shield for Arduino の販売を開始

株式会社ソラコム(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長 玉川憲、https://soracom.jp/ 以下、ソラコム)は、京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)が提供する「Sigfox™」のレンタル基地局の利用に関する事前受付を開始します。

Sigfox は IoT 向けの通信規格で、低価格・省電力・長距離伝送が特長です。既に欧米を中心に36か国で展開中、2018年までに60か国に増加する予定であり、LPWA を代表するグローバルな通信規格として各国で導入が進んでいます。

ソラコムが提供するIoT通信プラットフォーム「SORACOM」は、2015年9月に提供開始された、通信とクラウドを融合したプラットフォームです。「SORACOM」のウェブコンソールではSigfoxデバイスが1個口から購入でき、通信の開始や解約などの回線の一括操作・管理を行う事ができます。加えて「SORACOM」プラットフォームを利用することで、データの送信先の指定や暗号化、クラウド連携、データの収集・蓄積などを簡単に行うことができ、スピーディにSigfoxを活用した IoT システムを構築・活用いただけます。

KCCS は国内における唯一の Sigfox オペレーターとして、インフラ構築およびネットワークサービスの提供を行っています。2017年2月のサービス開始以降、順次エリアを拡大しており、2018年3月までに全国主要都市、2020年3月までに全国へ展開する計画です。

この度、KCCS が発表した「Sigfox」のレンタル基地局について、ソラコムを通じた利用について事前受付を開始します。ソラコムを通じてお申込みいただくことで、お客様はウェブ申込を完結することができ、「SORACOM」プラットフォームでの利用料金とレンタル基地局に関するご請求を一本化することが可能になります。これにより、Sigfox ネットワークが対応していないエリアや電波の入りにくい地下・屋内といった場所でも、セルラー通信が繋がる場所にレンタル基地局を設置いただくことで、日本全国のご利用になりたいエリアで自由に Sigfox のデバイスをご活用いただけるようになります。

また、SORACOM 対応の Sigfox デバイスとして、本日より「Sigfox Shield for Arduino (UnaShield V2S)」をSORACOM ウェブコンソールにて販売開始します。「Sigfox Shield for Arduino」は、Sigfox 通信モジュールと5種類のセンサ(温度、湿度、気圧、加速度、ボタン)を搭載した Sigfox 開発ボードです。電子工作分野において全世界で広く活用されている Arduino Uno などに接続し、ソフトウェアを組み込むことで、簡単に Sigfox を活用した IoT アプリケーションの評価、トライアルが可能になります。

これにより、Sigfox センサーキット「Sens’it」、「Sigfox Shield for Arduino」、オプテックス社の「ドライコンタクトコンバーター」の3種類の Sigfox デバイスが、「SORACOM」のウェブコンソールから1個単位で購入可能で、「SORACOM」プラットフォームでご利用いただけます。

ソラコムは、「世界中のヒトとモノをつなげ共鳴する社会へ」をビジョンに掲げ、IoT/M2M における通信の利用の障壁を下げ、どなたでも、簡易に、便利にご利用いただけるよう取り組んでいます。引き続き、「SORACOM」プラットフォームを通じて、多くの IoT 活用事例の創出に貢献していきます。

1.ソラコムによる Sigfox 対応レンタル基地局提供開始の詳細 :

1-1.提供開始日

2017年10月11日より利用の事前受付を開始

1-2.提供されるレンタル基地局

Sigfoxレンタル基地局

Access Station Mini (基地局本体+ LNAC 内蔵アンテナ)
※ 屋内設置用です。屋外設置の場合はキャビネットもしくは専用カバーが必要です。

1-3.料金

初期費用:24,800円
月々の利用料:9,800円

※ バックエンド回線費、Sigfox クラウド利用料、保守運用費込
※ 2年契約、2年経過後以降1年更新

1-4.申込方法

1)ソラコムのサイトからお申込み
2)レンタル基地局を設置し、登録申請 ※ 契約は KCCS との契約となります
3)利用開始 ※ 月々のご請求はソラコムを通じて行われます

1-5.メリット

  • ソラコムのウェブサイトでお申込みが可能
  • 「SORACOM」プラットフォームでご利用のデバイス・他サービスと請求を一本化可能

2.「SORACOM」プラットフォームで利用可能な Sigfox デバイスと利用料金

2-1.SORACOM 対応 Sigfox デバイス

提供企業 Sigfoxデバイス
< Sens’it> SORACOM Air for Sigfox
<Sigfox Shield for Arduino> SORACOM Air for Sigfox
<オプテックス社 ドライコンタクトコンバーター> SORACOM Air for Sigfox

<Sigfox Shield for Arduino (UnaShield V2S)仕様概要>

仕様概要(製品名)
Sigfox通信モジュール :WISOL WSSFM10R (RCZ3:日本国内のみ)
加速度センサ:NXP MMA8451Q
温度、湿度、気圧センサ:BOSCH BME280

<詳細情報>:https://soracom.jp/products/sigfox/sigfox_shield_for_arduino

2-2.「SORACOM Air for Sigfox」の料金体系

<デバイス料金>

  • Sigfox センサーキット Sens’it:8,478円
  • オプテックス社 ドライコンタクトコンバーター:39,800円
  • 【 NEW 】Sigfox Shield for Arduino:6,480円

※ 上記の金額には、ハードウェア費用、契約事務手数料、SORACOM Air for Sigfox の1年分の料金 (Sigfox 通信料金、SORACOM アプリケーションサービス料金を含む) が含まれます。
※ SORACOM Air for Sigfox の通信は、デバイスあたり140回/日まで送信可能です。
※ 上記金額に、10円分/月の Beam、Funnel、Harvest の SORACOM アプリケーションサービス利用料が含まれます。

<1年後以降の利用料金>
更新時の料金:1年分は1,440円(月額換算120円)/1台・年あたり
※ SORACOM Air for Sigfox の1年分の料金 (Sigfox 通信料金、SORACOM アプリケーションサービス料金を含む)が含まれます。
※ 1年単位のご契約となります。
・複数年数、契約数に応じたボリュームディスカウントはあり、ご要相談ください。
・1年後の更新は自動更新となります

2-3.販売方法

「SORACOM」Web コンソール/ 発注画面にて販売

3.「SORACOM」プラットフォームを活用した、Sigfoxシステム構成イメージ

SORACOM Air for Sigfox

「SORACOM」プラットフォームの ウェブコンソール/API

  • Sigfox のデバイスや通信を一括操作・管理

データ転送サービス「SORACOM Beam」

  • 送信時にhttpsなどの暗号化プロトコルに変換してデータを転送
  • 送信先サーバー情報を一括管理・変更
  • タイムスタンプなどの情報を送信時に付与
  • 認証情報を SORACOM 側で管理し付与

クラウドリソースアダプター「SORACOM Funnel」

  • AWS や、Microsoft Azure、Google Cloud Platform などのクラウドベンダーが提供する IoT サービスにスムーズに連携
  • 各種 SPS パートナーのソリューションにも簡単に連携

データ収集・蓄積サービスの「SORACOM Harvest」

  • インフラの準備なしで「SORACOM」プラットフォーム内でデータの収集・蓄積
  • JSON 形式のデータは簡易グラフで可視化

4 .ウェブサイト

サービス詳細 URLhttps://soracom.jp/services/air/sigfox/


 

■本件に関するお問い合わせ
株式会社ソラコム 広報担当/田渕
E-mail:pr@soracom.jp

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