PRESS RELEASE
株式会社ソラコム(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長 玉川憲、https://soracom.jp/ 以下、ソラコム)は、通信とクラウドを融合した IoT 通信プラットフォーム「SORACOM」においてデータ転送を支援する「SORACOM Beam」において、マイクロソフトが提供しているクラウドプラットフォーム Microsoft Azure の IoT サービスである「Azure IoT Hub 」との連携を2018年1月25日より開始します。
IoT 通信プラットフォーム「SORACOM」は、IoT/M2M に必要な通信を、使いやすく、リーズナブルに、セキュアに提供します。「SORACOM」は、セルラーとLPWA(LoRaWAN、Sigfox)といったコネクティビティと、クラウド上に構築されたコアネットワークにより、クラウド連携、デバイス管理、セキュリティ強化などのサービスを提供します。お客様は「SORACOM」を利用することで、迅速な IoT システムの構築・運用をすることができます。
すでに、「SORACOM」では、クラウドリソースアダプタ「SORACOM Funnel」開始時より、「Azure Event Hubs」に対応しています。連携に必要な ID などの認証情報を「SORACOM」保管し、データ送信時に付与することで、個々のデバイス側への認証情報の設定が不要となり、迅速かつセキュアにご利用いただけます。
この度、データ転送支援サービス「SORACOM Beam」が「Azure IoT Hub」に対応します。「SORACOM Beam」は、 IoT デバイスから、「SORACOM」の通信によって送信されたデータに、認証や暗号化、プロトコル変換などを施して転送支援するサービスです。このたびの 「Azure IoT Hub」対応では、IoT Hub に MQTT 接続するために必要となる SAS トークンによる認証方式に対応し、簡易にデバイスとサーバーの双方向データ通信が可能となります。
これにより、「SORACOM」のコネティビティをご利用のお客様は、デバイスに「Azure IoT device SDK」を実装することなく、 「SORACOM」のユーザーコンソールからの設定で、デバイスから送信されたデータを「Azure IoT Hub」を経由して「Microsoft Azure」 の各種サービスに迅速に接続し、Microsoft Cognitive Services などのMicrosoft Azure の機能を活かした IoT システムをスムーズに使い始めることができるようになります。
MQTTによる双方向通信をご利用いただけることで、クラウドからデバイスへの、コマンド送信や設定変更などが可能になります。
なお本日より開催される日本マイクロソフト主催「IoT in Action」のイベント会場の基調講演にて本発表のご紹介をする他、ソラコムおよび、東京エレクトロンデバイスのブースにて本機能を活用したデモを展示していますので、ぜひご来場ください。
株式会社ソラコムは、世界中のヒトとモノをつなげ共鳴する社会を目指し、「SORACOM」プラットフォームを通じて、企業におけるIoTシステム導入をサポートすることにより、クラウドを活用した IoT システム構築の障壁を下げ、一層の IoT ビジネス活用事例の創出に貢献していきます。
日本マイクロソフトは、株式会社ソラコム様の「SORACOM Beam」の「Azure IoT Hub」との連携サービスの提供開始を心より歓迎いたします。
今回のサービス提供を通じて「SORACOM」のコネティビティとマイクロソフトの提供する Microsoft Azure の IoT サービスが、複雑な実装をすることなく迅速にかつセキュアに連携することが可能となり、「SORACOM」を利用のお客様が、Microsoft Azure の機能を活かした IoT システムをスムーズに使い始めることができるようになります。これにより、お客様はより先進的な IoT ソリューションを開発・販売・導入できるようになると確信しております。
今後も日本マイクロソフトは株式会社ソラコム様と連携し、更なる日本の IoT 市場の活性化と発展に寄与してまいります。
日本マイクロソフト株式会社
業務執行役員 クラウド & エンタープライズビジネス本部 本部長 浅野 智 様
東京エレクトロンデバイスは、SORACOM Beam の Microsoft Azure IoT Hub との連携サポート開始の発表を心より歓迎いたします。弊社はパートナー様と共に Microsoft Azure を活用した IoT ソリューションを展開しており、今後、両社が協力することで簡単かつセキュアな IoT 通信が実現し、より多くのお客様が IoT ビジネスをスタートできると確信しております。
東京エレクトロン デバイス株式会社
執行役員 IoT カンパニー プレジデント 初見 泰男 様
2018年1月25日(水)より開始
「SORACOM Beam」は、IoT デバイスにかかる暗号化やプロトコル変換等の高負荷処理や接続先の設定を、クラウドにオフロードできるサービスです。「Beam」 を利用することによって、クラウドを介していつでも、どこからでも、簡単に IoT デバイスを管理することができます。大量のデバイスを直接設定する必要はありません。
「SORACOM Funnel」は、「アダプタ」と呼ばれる各種クラウドごとの接続機能を提供し、直接クラウドにデータを送信する機能です。少ないプログラミングで迅速にクラウドリソースに接続、クラウド上のアプリケーションを利用できるほか、各クラウドリソースへの接続のための認証情報を、「SORACOM」上の認証情報ストアに暗号化し保存、セキュアに直接データ転送を行う事が可能になります。
<「SORACOM」と Microsoft Azure サービスの連携>
「SORACOM」 の Web コンソールの、「SORACOM Beam」「SORACOM Funnel」のそれぞれの設定画面から設定することができます。
「SORACOM Beam」の設定画面
「SORACOM」プラットフォーム https://soracom.jp/services
「Azure IoT Hub」https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/iot-hub/
* Microsoft、Azureは、米国Microsoft Corporationの米国 及びその他の国における登録商標または商標です。
*その他文中に記載している社名・商品名は各社の商標または登録商標です
■本件に関するお問い合わせ
株式会社ソラコム 広報担当/田渕
E-mail:pr@soracom.jp