PRESS RELEASE
株式会社ソラコム(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長 玉川憲、https://soracom.jp/ 以下、ソラコム)は、IoT プラットフォーム「SORACOM」がセルラー LPWA に対応し、データ通信サービス「SORACOM Air for セルラー」において LTE-M が使える「plan-KM1」を、2018年9月(予定)より提供開始します。
IoT プラットフォーム「SORACOM」において、データ通信コネクティビティを提供する「SORACOM Air」は、2018年7月現在、セルラー、LoRaWAN、Sigfox の3つの通信規格に対応しています。「SORACOM Air for セルラー」は、その中でもデータ通信 SIM により、セルラー網を利用するサービスです。2018年7月現在、国内向け (NTT ドコモ回線、plan-D および KDDI 回線、plan-K)とグローバル向け(plan01s/plan01s-LDV)の3つを提供しています。
セルラー LPWA は、通信キャリアのLTE通信網を利用して提供される省電力消費・長距離通信の特徴をもつ通信規格の総称です。中でも、LTE-M (Cat.M1) は、省電力かつ広域なエリアカバレッジを特長としており、ハンドオーバー機能を持つため車などの移動体の通信にも適しています。また、機能のシンプルな LTE-M モジュールは、LTE モジュールよりも安価となるため、大量のデバイスを活用するような用途でも期待されています。
「plan-KM1」は、KDDI が提供する LTE-M 回線が利用できるデータ通信 SIM カードを提供します。お客様は 「SORACOM」プラットフォームのすべてのサービスがご利用いただけます。SORACOM のウェブコンソールの「SIM管理」画面にて、「plan-D」、「plan-K」とともに回線の開始や休止などの操作や設定を一括管理できます。また、SORACOM が提供する、データ収集・可視化、クラウド連携、閉域網接続などのプラットフォームサービスもご利用いただけます。
あわせて、「SORACOM 認定デバイス」において、今後、「plan-KM1」に対応する通信ゲートウェイなどのデバイス認定を開始する予定です。随時対応デバイスの申請を受付、「SORACOM 認定デバイス」として認定、ウェブサイトなどでご紹介していきます。この他に、ソラコムでは、「SORACOM Air」 をすぐに利用開始することができるリファレンスデバイスを1個単位で販売しておりますが、「plan-KM1」が利用できるリファレンスデバイスとして、Seeed 社が提供する LTE-M モジュール付きマイコンボード「Wio LTE M1/NB1(BG96) 」、Quectel 社が提供する機器に組み込むことができる LTE-M モジュール「BG96」および、その開発ボードキットの提供を予定しています。
IoT 通信プラットフォーム「SORACOM」は、今後もお客様の IoT 活用が、すぐに、簡易に始められるよう、継続的にサービスを開発し、その機能を拡充していきます。株式会社ソラコムは、世界中のヒトとモノをつなげ共鳴する社会を目指し、「SORACOM」プラットフォームを通じて、IoT 業界の発展に貢献していきます。
2018年9月(予定)
契約事務手数料
1回線 (SIM)あたり1,500円(税別・送料別)
基本料金
1回線(SIM)あたり100円/月 (税別)
データ通信料
0.5円/1KBあたり(税別)
・SORACOM ユーザーコンソールから購入
・すでに提供している「plan-D」と「plan-K」の回線と同じ画面で、SORACOM のウェブコンソールおよびAPIから、一括管理・設定が可能
・日本向け「SORACOM Air for セルラー」として提供するオプション機能、および IoT 通信プラットフォーム「SORACOM」の各サービスは利用可能
デバイス名 | デバイスイメージ |
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Seeed 社 Wio LTE M1/NB1(BG96) |
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Quectel 社 BG96 および BG96 開発ボードキット |
「plan-KM1」に対応するデバイスを、SORACOM認定デバイスとして認定し、ウェブサイトでご紹介していくことを予定しています。
■本件に関するお問い合わせ
株式会社ソラコム 広報担当/田渕
E-mail:pr@soracom.jp