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PRESS RELEASE

IoTデバイスの設定を、ブラウザ上の操作でデータ送信まで完結 IoT活用を始めやすくサポートする 「スマート設定」機能を11月17日から提供開始

〜さらにデバイス毎にサンプルダッシュボードを提供開始、グラフィカルなデータ可視化がより始めやすく〜

株式会社ソラコム(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長 玉川憲)は、IoT活用のハードルを下げ活用を始めやすくすることを目的に、「SORACOM IoTストア」で提供するIoTデバイスにおいて、ブラウザ上の操作でデータ送信設定を完結する「スマート設定」機能と、デバイス毎にデータの可視化をサポートする「サンプルダッシュボード」を2020年11月17日より提供開始します。

昨今、IoTシステムに必要な技術要素であるデバイス、通信、クラウドがリーズナブルかつ簡単に利用できるようになったことで、IoTシステム活用においても、短期間にプロトタイプを開発し、実際に利用してもらいながら製品やサービスを改良してく手法が適用できるようになってきています。また、IoTテクノロジーの学習においても、プロトタイプデバイス開発を通じて手を動かして学ぶケースが一般的になってきています。

ソラコムではこのような迅速なIoTシステム活用をサポートすべく、IoT活用のシーンですぐに使えるリファレンスデバイスを手軽に購入いただける「SORACOM IoTストア」や、用途毎に デバイス開発からクラウド連携までの手順と必要となる機材を記載した無料の「IoT DIYレシピ」を提供しています。

リファレンスデバイスであるSORACOM LTE-M Buttonシリーズは、低電力消費通信のLTE-Mが搭載された乾電池で駆動するボタンデバイスです。オフィスや商業施設での呼び出しボタンとして使われるほか、ボタンデバイスとセンサーを組み合わせることで、獣害被害防止のためのイノシシの罠検知や、燃料や飼料の残量検知による配達効率化などにも用いられています。また、GPSと3つのセンサーと通信、バッテリーが搭載されたGPSマルチユニット SORACOM Edition(以下、GPSマルチユニット)は、食品の配達時の移動トラッキングや、施設の室内温度管理、機器の凍結防止などに役立てられています。

この度、IoTのアイディアを持つ方がさらに迅速にIoTシステムを活用できるようにする2つのアップデートを実施します。

まず、SORACOM LTE-M Buttonシリーズにおいて、「スマート設定」機能を提供開始します。これにより、お客様はSORACOMユーザーコンソール/ガジェット画面から、クラウドサービスが提供するメッセージングやファンクションサービスを介さずに、ブラウザ上の操作のみでメール送信を設定することが可能になりました。

あわせて、リファレンスデバイス毎に取得できる各データを表示するサンプルダッシュボードを提供開始します。お客様は、JSON形式のテンプレートをコピー&ペーストすることで、グラフィカルなグラフやパネルを用いたダッシュボードを作成できます。本日時点ではGPSマルチユニット向けのサンプルダッシュボードが提供開始され、順次他のデバイスにおいても拡充していきます。

ソラコムは、「世界中のヒトとモノをつなげ共鳴する社会へ」をビジョンに掲げ、IoT技術の障壁を下げ、どなたでも、簡易に、スピーディにビジネスに IoTを活用いただけるよう取り組んでいます。引き続き、通信プラットフォームSORACOMを通じて、お客様のビジネス変革をサポートしていきます。

◼リファレンスデバイスの「スマート設定」機能と「サンプルダッシュボード」

1 .提供開始日

2020年11月17日

2. 対象となるデバイス

SORACOM LTE-M Button for Enterprise

1回押し、2回押し、長押しの3種類のクリックに応じたアクションをクラウド側で設定できる、自分だけのIoTボタンを作れるデバイスです。LTE-M通信を内蔵し、単四電池で駆動しますので、Wi-Fi環境に依存せず、屋外でもご利用いただけます。

<利用例>

  • スマホアプリやメール、slackと連携した特定のメッセージを通知するボタン
  • 緊急時の通知、到着を知らせる、呼び出し
  • 施設からの配車依頼
  • 機器故障時の修理依頼
  • 商品の発注

SORACOM LTE-M Button for Plus

本商品はボタンによるクリック入力に加え、備え付けの接点端子を通じて、各種センサーの出力情報を送信することが可能です。人間がボタンをクリックする用途だけでなく、マグネットセンサーやフロートセンサーなど接点を活かしたシーンで利用いただけます。

<利用例>

  • マグネットセンサーと組み合わせ、扉の開閉タイミングを取得
  • 防犯を含めた扉の監視や、箱罠の扉が降りたらメールやLINEでお知らせ

GPSマルチユニット SORACOM Edition

京セラ社のGPSマルチユニットをベースに、SORACOMプラットフォームへの連携が設定された独自モデルです。1台に位置情報(GPS)、温度、湿度、加速度センサーとLTE-Mの通信、充電式のバッテリーを内蔵し、電源を入れるだけでどこでも通信が可能です。

<利用例>

  • 冷蔵車両、倉庫、顧客先に納品している機器の温湿度監視
  • 店舗の冷蔵庫や屋外のビニールハウスの温湿度監視
  • 車両や重機が盗難された場合の位置情報検知
  • レンタル品や重要書類、重要度の高い/高額商品の盗難防止や位置情報管理
  • 作業現場の熱中症対策のための温度管理

3. 機能詳細

SORACOM LTE-M Button for Enterprise/ Plusにおける「スマート設定」機能
SORACOMユーザーコンソール内でメールアドレスと内容を設定し、クラウドサービスのメッセージング、ファンクションサービスを介さずに、メール送信できます。なお、本サービスの利用には、別途データ通信量とSORACOM Funkのサービス利用料金がかかります。*

*SORACOM Funkは、1アカウントあたり月間 50,000 リクエストまで毎月無料、無料枠を超えた場合

<SORACOM LTE-M Buttonのメール送信設定画面>

設定手順の詳細
開発者ドキュメント:https://dev.soracom.io/jp/start/enterprise_button_mail/

サンプルダッシュボード for GPSマルチユニット SORACOM Edition

GPSマルチユニットが取得する位置情報(GPS)、温度、湿度、加速度センサのデータ、およびバッテリー残量を、グラフィカルなグラフやパネルを用いて表示するテンプレートです。JSON形式のテンプレートをコピー&ペーストすることでサンプルテンプレートを適用できます。適用後の編集も可能です。なお、本サービスの利用には、別途データ通信量とSORACOM Harvest Data、SORACOM Lagoonのサービス利用料金がかかります。

<サンプルダッシュボード for GPSマルチユニット SORACOM Edition>

設定手順の詳細
開発者ドキュメント:https://dev.soracom.io/jp/start/gps_multiunit_lagoon/

なお、次のステップとして他のコミュニケーションツールへの連携や、クラウドサービスと連携したシステム構築といった高度なシステム構築も、以下のようなSORACOMプラットフォームのサービスを利用して続けて取り組むことができます。

  • データ変換サービス SORACOM Beam
  • クラウドリソース連携サービス SORACOM Funnel
  • クラウドファンクション連携サービス SORACOM Funk

4.ウェブサイト

SORACOM IoTストア https://soracom.jp/products/
IoT DIYレシピ https://soracom.jp/iot-recipes/

5.ソラコムについて

IoTプラットフォームSORACOMを通じてIoT通信とインターネットに「つなぐ」システム構築に必要なサービスを提供しています。SORACOMの利用で、少ない初期費用でIoT活用のアイデアをスピーディに実現でき、15,000超の様々な業界・規模のお客さまがビジネスの進化に利活用しています。

IoTプラットフォームSORACOM https://soracom.jp
ソラコムコーポレイトサイト https://soracom.com

<本ニュースに関するお問い合わせ>
株式会社ソラコム 広報 田渕
pr@soracom.jp

プレスリリース:https://soracom.com/ja-jp/news/

 

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