PRESS RELEASE
株式会社ソラコム(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長 玉川憲、以下ソラコム)は、SIMの通信内容をSORACOMプラットフォーム上でパケットキャプチャできる「SORACOM Peek」の新機能「SORACOM Peek for SIM」を2021年5月28日より提供開始します。
SORACOMプラットフォームでは、IoTに最適化されたセルラー通信に加え、IoTシステム構築に必要となる回線管理、クラウド連携、セキュリティ強化、ダッシュボード作成・共有などのサービスを提供しています。お客様は、これらのサービスを組み合わせることで、迅速かつ安全にIoTシステムを開発し、活用をスタート可能です。
IoTシステムの開発・運用の場面では、データ通信内容の把握に対するニーズがあります。例えば、デバイス製造時にデータ通信が仕様通りかを調査する出荷前チェック、IoTデバイスのデータ送受信状況のモニタリング、予期せぬデータ量増加など異常時のデータ通信状況の把握・トラブルシューティングといったシーンです。
オンデマンドパケットキャプチャサービスSORACOM Peek(Peek for VPG)は、2020年7月からサービス提供し、このようなニーズに応えてきました。デバイス側への各種設定やストレージの準備、ファイルの取得など高度な専門知識や手間のかかるパケットキャプチャを、SORACOM PeekではユーザーコンソールやAPIから実施できます。しかし、利用にはお客様の専用ゲートウェイであるVPG(Virtual Private Gateway、お客さま専用のネットワークゲートウェイ。有料 *1 )の構築が必要で、今すぐSIM1枚分だけ利用したい、というご希望には応えられていませんでした。
本日より提供開始する「SORACOM Peek for SIM」はブラウザもしくはAPIからの簡単な操作で、SIM1枚単位からオンデマンドパケットキャプチャが可能です。VPGの構築や設定をすることなく開始でき、通常の通信に影響を与えず、パケットキャプチャを実施。結果をSORACOMプラットフォーム上で、pcapファイル(ネットワークのパケットデータを含むデータファイル)として安全に保管します。
ソラコムは、専門的なIoTテクノロジーを誰もが活用できるようにする「IoTの民主化」を掲げ、お客様のフィードバックをもとにSORACOMプラットフォームの機能やサービスを継続的に開発、拡充していきます。
■ 提供開始日
2021年5月28日
■ SORACOM Peek for SIM の機能
■ 利用料金
上記は、すべて日本カバレッジの場合です。グローバルカバレッジの詳細は、ウェブサイトをご覧ください。http://soracom.jp/services/peek/price/
<SORACOM Peekの利用画面>
■ ウェブサイト
サービスについて https://soracom.jp/services/peek/
利用方法について Getting Started https://users.soracom.io/ja-jp/docs/peek/
<本ニュースに関するお問い合わせ>
株式会社ソラコム 広報 田渕
pr@soracom.jp