PRESS RELEASE
株式会社ソラコム(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長 玉川憲、https://soracom.com/ 、以下、ソラコム)は、IoTプラットフォームSORACOMにおいて、衛星を利用したメッセージ送信機能をプラットフォームに統合しました。これによりセルラーやLPWAと同様にデータ送受信に利用可能とする機能を実現し、検証目的でご利用いただけるように「Technology Preview」として利用希望者の受付を開始します。
これまでもIoTプラットフォームSORACOMでは、LTE/5G/LTE-Mなどのセルラー、SigfoxをはじめとしたLPWAのデータ通信サービスを提供してきました。さらに、2021年には有線LANやWi-Fiも統合して、SORACOMと連携できるように進化させています。
セルラー通信は人が行き来する場所を広範囲にカバーする一方、地球全体から見ると利用できるエリアは10%程度* ともいわれています。IoT活用においても、広大な農場でのスマート農業や灌漑システム、地球の7割を覆う海や砂漠、遠隔地でのアセットトラッキングなど、都市部以外のより広範囲でのモニタリングやデータ活用において、衛星通信の利用が期待されています。
* 出典:国際電気通信連合(ITU:International Telecommunication Union)のStatics
この度提供する新機能は、 衛星を利用したメッセージングサービスを提供する事業者と提携し、対応するデバイスの管理や運用、送受信されるデータの保存・可視化・クラウド連携などをSORACOMプラットフォームに統合し、従来から提供してきたセルラーやSigfoxに加えて利用可能にします。
本機能を活用することで、従来個別に複数の事業者の選定や契約が必要であった衛星通信をすぐに利用開始できる上、運用管理や課金を1つのプラットフォームに統合することができます。さらに、SORACOMプラットフォームと一度統合すれば、複数の通信規格や衛星通信事業者のサービスを利用可能となることから、事業者毎に新たに開発することなく、お客さまのシステムを衛星通信に対応させることができます。
本サービスでは、複数の衛星プロバイダーをサポートします。現時点での対応プロバイダーは、Astrocast とSwarm Technologiesの2社です。対応エリアおよび通信モジュールなどの詳細は、各プロバイダーのウェブサイトをご確認下さい。今後対応プロバイダーは順次拡充し、様々なユースケース、より広範なエリアへの拡大を進めていきます。
2022年7月6日
URL:https://soracom.jp/projects/satellite-messaging-technology-preview/
■本件に関するお問い合わせ
株式会社ソラコム 広報担当/田渕
E-mail:pr@soracom.jp