プレスリリース

PRESS RELEASE

IoTデータを分析を支援する 分析基盤サービス「SORACOM Query」の検証目的の受付を開始

SORACOM上でI高度なデータ解析の実施やBIツールとの統合まで可能に

株式会社ソラコム(本社:東京都港区、代表取締役社長 玉川憲)は、IoTプラットフォームSORACOMにおいて、IoTデバイスから蓄積されたデータを分析するための基盤となる「SORACOM Query」を発表し、検証目的でご利用いただけるようにTechnology Previewとして利用希望者の受付を開始します。

IoTプラットフォームSORACOMでは、データ収集・蓄積サービス 「SORACOM Harvest Data」を提供しています。SORACOMのセルラー、SigfoxなどのLPWAN (Low Power Wide Area Network)のIoT通信に加え、有線、Wi-Fiや衛星通信も統合しており、お客さまは、サーバーやストレージを準備することなく、SORACOMを経由して送信されるIoTデバイスのデータを可視化できます。

SORACOM Harvest Dataがベースとしている、NoSQLデータベースは、データ構造に柔軟性が高く大量のデバイスからのデータをリアルタイムに保存・可視化する用途には優れている一方で、高度なデータ解析を行ったり、BIツールと連携する際に必要となるSQL(Structured Query Language)には対応していないため、大量のデータを分析して表面的には見えないインサイトを得るという利用方法には向いていません。

そのため、膨大なIoTデータにおいて高度なデータ解析を行う場合、大量のデータを効率的に圧縮しながら保存し、高速にクエリ可能にするデータウェアハウスなどを別途用意して、継続的にデータの同期をおこないます。データウェアハウスの導入には、データ構造の明示化、データ更新頻度の設計等が必要となるため、データウェアハウスを準備・運用するコスト・専門性がハードルになり、IoTデータは蓄積しているものの、高度なデータ解析が手つかずになっているケースが多くあります。

SORACOM Queryは、SORACOM Harvestに蓄積されたデータや、SORACOMのエンドポイントに送信されたデータを、SORACOMのプラットフォーム内の大容量データ分析に特化したデータベースに継続的に同期します。

IoTデバイスは、これまでと変わらずSORACOMのIoT通信を利用して、バイナリやシンプルなJSONとしてIoTデータを安全に送信するだけで、お客さまは分析用データベースを用意することなく IoTデータの蓄積、可視化に加え、高度なデータ解析の実施やBIツールとの統合までをSORACOMのプラットフォーム上で実現できます。

例えば、大量のIoTデバイスを管理しているお客さまにおいて、時折データの欠損があることに気づきその原因を統計的に分析したい、というニーズがあった場合、SORACOM Queryを用いることで、データ欠損のトレンド分析や、原因究明、故障予知につながる分析を実施することができます。

ソラコムは「IoTの民主化」を掲げ、IoT技術をより使いやすく提供することで、多くの活用事例とイノベーションの創出を目指します。

分析基盤サービス「SORACOM Query」

提供開始日

2023年7月6日

Technology Preview版として提供(先行的に検証目的での利用申し込みを受付)

特徴

  • データ収集・蓄積サービス「SORACOM Harvest」に蓄積されたデータや、SORACOMの用意したエンドポイントに送信されたデータをリレーショナル・データベースやカラム型データベースに保存
  • IoTデバイスから蓄積されたデータを複雑なクエリーを実行することで、お客様の分析を支援

SORACOM Queryで実現するIoTデータ解析パイプライン

利用料金

Technology Preview期間中は無料でご利用いただけます。
※ 別途、SORACOM Air, SORACOM Arcの基本料金・通信料金がかかります。
※ SORACOM Harvest Dataを利用する場合は、そのサービス利用料金が別途かかります。
※ SORACOM サービスを使用する場合は、そのサービス利用料金が別途かかります。

利用方法

ソラコムのお問い合わせフォームからお申し込み下さい。

https://soracom.jp/contact/

■本件に関するお問い合わせ
株式会社ソラコム   広報担当/田渕
E-mail:pr@soracom.jp

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