プレスリリース

PRESS RELEASE

ルーター配下のIoTデバイスに直接閉域接続できる 「SIMベース ルーティング機能」の提供を開始

リーズナブルに大規模閉域接続が行える新メニューも提供

株式会社ソラコム(本社:東京都港区、代表取締役社長 玉川憲)は、IoTプラットフォームSORACOMにおいてセキュアなIoTネットワークを実現するお客さま専用ゲートウェイ、 Virtual Private Gateway (VPG) において、2つの新機能を2023年7月6日より提供開始します。

VPG とは、お客さま専用のネットワークゲートウェイです。お客さまのデバイスとクラウドや、お客さまのシステム間でのセキュアな閉域網接続、デバイス間での双方向アクセス、クラウドからデバイスへのリモート通信を提供します。

閉域網接続は Amazon VPCピアリング、AWS Transit Gateway接続のほか、VPN接続、専用線接続をサポートし、インターネットを介さないセキュアなデータ通信により、業界を問わず、セキュリティ要件の厳しいお客さまのIoTシステムに利用されています。お客さまは、デバイスへのリモート通信を行うことで、遠隔地にある機器や装置の管理運用のために現地へ行く手間が省け、作業効率やサービスレベルの向上を実現できます。

新たな機能「SIMベース ルーティング」は、ルーターなどのネットワーク機器に接続されたローカルネットワーク上のデバイスに対して、SORACOM上の設定だけで直接接続を可能とする機能です。

これまで、ルーターなどSIMが搭載されたネットワークデバイスの先のサブネットにアクセスする場合は、ネットワーク内のデバイスが増えるたびに、ポートフォワードなどをルーターに個別に設定する必要がありました。

この機能を利用することで、ルーティング設定をSORACOMで一元的に管理・設定できるようになるため、拠点間接続機器や、IoTゲートウェイ、モバイルルーターに対するネットワークメンテナンスの手間や費用を削減できます。

たとえば、産業機器を制御するための PLC(Programmable Logic Controller) をリモートメンテナンスする場合、複数のPLC機器をSORACOM IoT SIMを搭載したルーターに

接続しておけば、各PLC機器のプライベートIPアドレスに遠隔地から直接セキュアにアクセスできるようになります。

次に、10万回線以上の大規模な閉域接続利用に対応した「VPG Type-G」も新たにメニューに追加します。

従来から提供している「VPG Type-F」では1万回線までご利用いただくことができましたが、VPG Type-Gをご利用いただくことで、より大規模なIoTシステムの閉域網接続を実現できます。VPG Type-G は、VPG Type-Fと同様にVPGのすべての機能を使用できます。セットアップ料金、ご利用料金はお問い合わせください。

またType-Gの提供に伴い、VPG Type-Fの料金改定を行います。VPG Type-Fは、回線数に応じて最大で245,520 円(税込)の月額費用で提供していましたが、今回の価格改定により、回線数10万回線まで一律で月額40,920 円(税込)で提供いたします。

ソラコムは「IoTテクノロジーの民主化」を掲げ、IoTを軸に最新技術をより使いやすく提供することで、多くの活用事例とイノベーションの創出を目指します。

VPGアップデート

提供開始日

2023年7月6日

<VPG Type-E、Type-F、TypeG(新)の機能対照表>

Type-E Type-F Type-G
デバイス間通信 (SORACOM Gate D2D)、アクセス先の許可/拒否(アウトバウンドルーティングフィルター)を安価に利用できます

回線数1,000回線まで

Type-Eのすべての機能に加え、お客様ネットワークとのプライベート接続を含むすべての機能をご利用できます

 


回線数100,000回線まで

Type-Fと同様にすべての機能をご利用できます

 


回線数に制限はありません

セットアップ料金 217.8円/回 1,078 円/回 お問い合わせください
ご利用料金
(月額)
8,184 円/月 40,920 円/月 お問い合わせください

詳細はウェブサイトをご覧下さい。
金額表示は、すべて税込です。

ウェブサイト

https://soracom.jp/services/vpg/

■本件に関するお問い合わせ
株式会社ソラコム   広報担当/田渕
E-mail:pr@soracom.jp

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