プレスリリース

PRESS RELEASE

無料のIoTシステム開発手順書「IoT DIYレシピ」の ウェブサイトがリニューアル

機器やPLCの遠隔操作、カメラによる見守り、屋外での位置測位など、ビジネスですぐ活用できるIoT活用レシピを拡充

株式会社ソラコム(本社:東京都港区、代表取締役社長 玉川憲)は、IoT活用のセルフラーニングを促進する目的で無料で公開している、用途別の開発手順書「IoT DIYレシピ」のサイトをリニューアルしました。

SORACOM IoT DIYレシピがリニュアール IoTは、離れた場所にあるモノや状況をデジタル化し、リモートから管理・制御できるようにする技術です。業務のリモート化による生産性向上に加えて、昨今のAI技術を活用する前提としてのデータの自動収集と分析の仕組みとしても、製造・流通・金融・一次産業やサスティナブルな社会を支えるインフラまで、あらゆるシステムで利用されています。

ソラコムは、これからの社会のインフラとも言えるIoTテクノロジーを活用できる人を増やすべく「IoTテクノロジーの民主化」を掲げ、IoTプラットフォームSORACOMをより使いやすく拡充するとともに、セルフラーニングのための開発ドキュメントの整備や、セミナー開催など積極的な情報発信に取り組んでいます。

「IoT DIYレシピ」は、具体的な用途を想定して、必要となる機材や具体的な開発手順を解説する無料のIoTシステムの開発手順書です。Raspberry PiやM5Stack、Arduino互換デバイスなど手軽に入手できるデバイスを使ったレシピを公開しており、2020年2月のサイト開設以来、初心者向けの学習教材として活用されています。実際にIoT DIYレシピをきっかけに、ユーザーがIoTシステム開発を学び、トライアルから実際のビジネス現場での実践までIoTシステムを活用している実例があります。

今回のサイトリニューアルでは、ユーザーからアクセスの多い初心者向けのコンテンツ「IoT体験」や、話題の「AIや機械学習を用いたIoT」のレシピをまとめました。

SORACOM IoT DIYレシピウェブサイト

「課題から探す」レシピ一覧では、「機器やPLCの遠隔操作」、「カメラによる遠隔地の見守り」、「屋外における位置測位」、「センサーによる設備の遠隔監視」、「オフィスの環境改善」といった、すぐにビジネスシーンに導入できる用途別のビジネス向けレシピを提供します。

IoTデバイス通販サイト「SORACOM IoT ストア」で購入できる、カメラや、通信ゲートウェイ、通信機能付きセンサーユニットやGPSトラッカーなどのデバイスからも、レシピを検索できるようにしています。

引き続き、ソラコムではIoT活用の裾野を広げるべく、「IoT DIYレシピ」のラインナップを拡充していきます。

ソラコムは、IoT活用をもっと身近にするべく、お客様、パートナー企業とともに社会やビジネスのイノベーションに貢献していきます。

SORACOM IoT DIYレシピ ウェブサイトリニューアル

提供開始日

2023年12月26日

SORACOM IoTレシピについて

用途毎に必要な機器と手順をステップ毎に解説した、無料のIoT手順書です。ラズパイ以外にも、Arduino互換のマイコンとセンサーのキットや、センサー搭載通信デバイスなど、1台から入手できる使いやすいIoTデバイスを使ったレシピを無料で公開しています。学習にお役立てください。

https://soracom.jp/iot-recipes/

主なレシピ

IoTで、PLCを安全に遠隔メンテナンス

– KEYENCE KV-8000版
– 三菱電機 MELSEC-iQ-R / iQ-F / Lシリーズ版

レシピ難易度:★★☆☆☆
想定制作時間:90分

このレシピでは産業機器を制御するための PLC(Programmable Logic Controller) に手元のパソコンから安全なリモートアクセスを実現し、産業機器の遠隔制御を実現します。これまで現地出張で対応していた PLC の保守をリモートメンテナンスによってタイムリーな顧客サポートの実現やサポート工数・費用の削減が期待出来ます。

IoTで、CO2と温湿度を計測し換気促進

レシピ難易度:★☆☆☆☆
想定制作時間:30分

自宅の部屋や店舗の換気対策は、手間をかけずに後から確認できるよう記録したいものですね。このレシピでは、CO2濃度や温湿度を取得できる LTE-M CO2 センサーを用いて環境データをクラウドに送信して保存し、遠隔から可視化画面を利用することでセンサーを設置した場所の換気管理に役立てる手順を紹介します。

IoTで産業機器の予知保全

レシピ難易度:★★☆☆☆
想定制作時間:90分

製造や物流などの現場では様々な機器が稼働しており、機器の故障によるダウンタイムは大きな損失の一つです。故障の予兆を検知して、事前に対策を講じることで機器の計画外のダウンタイムや、検査にかかる時間を削減することが可能です。

本レシピでは、ソラコムが提供する「SORACOMセルラーパック for Amazon Monitron」を使って、AWSが提供する機械学習を用いた産業用機器の予知保全サービス「Amazon Monitron」を導入する方法についてご紹介いたします。

ソラコムについて

IoTプラットフォームSORACOMは、世界180以上の国と地域でつながるIoT通信を軸に、IoTを活用するために必要となるアプリケーションやデバイスなどをワンストップで提供しています。製造、エネルギー、決済などの産業DXから、イノベーティブなスタートアップ、農業や防災など持続可能な地域社会を支える取り組みに至るまで、世界中の20,000超のさまざまな業界・規模のお客様にご活用いただいています。

ソラコムコーポレートサイト https://soracom.com

<本ニュースに関するお問い合わせ>
株式会社ソラコム 広報 田渕
pr@soracom.jp

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